5月16日付 ATPランキング
先週はランキングについて書きそびれてしまったが、マドリッド・オープンで優勝したアルカラス(スペイン)が6位へ上がり、自己ベストを更新したのが、上位陣では1番の変動だったと思う。
そして今週はと言うと、15日まで開かれていたBNLイタリア国際で、ベスト4に入れなければ世界ランク1位から陥落するというところだったジョコビッチ(セルビア)が、見事に優勝し1位をキープした。メドベージェフ(ロシア)は怪我でしばらく試合から遠ざかっているが、今週も2位をキープした。現在、怪我は回復し、ジュネーブ・オープンにエントリーしている。怪我明けの状態はどうか。注目の存在である。
あとは、イタリア国際で準優勝だったチチパス(ギリシャ)がナダル(スペイン)を抜き4位に浮上。イタリア国際の前回覇者だったナダルはベスト16止まりだった事もあって、大きくポイントを失い5位に下がった。
トップ10内で言うと、怪我で戦線を離脱しているベレッティーニ(イタリア)が8位から10位へダウン。イタリア国際でベスト4に入ったルード(ノルウェー)が10位から8位へとアップした。
といった事を踏まえて、トップ10は以下の通り。
1位 ジョコビッチ(セルビア) 8660pt
2位 メドベージェフ(ロシア) 7980pt
3位 ズべレフ(ドイツ) 7200pt
4位 チチパス(ギリシャ) 6170pt
5位 ナダル(スペイン) 5525pt
6位 アルカラス(スペイン) 4770pt
7位 ルブレフ(ロシア) 3945pt
8位 ルード(ノルウェー) 3940pt
9位 オジェ アリアシム(カナダ) 3850pt
10位 ベレッティーニ(イタリア) 3805pt
そして、日本勢トップ5は以下の通り。
84位 錦織圭 745pt
94位 西岡良仁 691pt
105位 ダニエル太郎 595pt
249位 守屋宏紀 213pt
263位 綿貫陽介 199pt
錦織圭は、リハビリ中で試合に出てない事もあり、少しずつランクを落としてきている。復帰予定と言われる北米ハードシーズンまでトップ100を維持するのは厳しいか。西岡良仁、ダニエル太郎は全仏オープン本戦インすると思うので、ここでポイントを稼ぎたい。綿貫陽介はフランスはリヨンで開かれているリヨン・オープンにLL(ラッキールーザー)として本戦入りし、1回戦をフルセットで2回戦をストレートで勝利し、見事3回戦へと駒を進めた。一度は閉ざされた本戦なので失うものはないはず。さらに上へと期待したい。