グランドスラム、ルールを統一へ(試験的)

優勝すればATPランキングで2000ポイント獲得出来る、プロの大会の中でも最高峰の大会、それがグランドスラムと呼ばれる大会だ。これは、年間4大会行われていて(全豪、全仏、全英、全米) 、総じて四大大会と言われる。もちろん、基本的なルールは同じだが、最終セットで6−6(6ゲームズオール)になった後のルールについては、四大大会それぞれで微妙に異なっていた。私もはっきりと分かっていたわけではなかったが、大会ごとに違うなとは思っていた。それが、今年の全仏から試験的に統一されるとの事。

先日、ATP(男子プロテニス協会)から発表され、6−6後に10ポイントタイブレークが導入される事が決まった。現状はまだ試験導入なので、1年試してみた後に最終的にどうするか決める予定となっている。

今までの四大大会がどうだったかというと、

全豪…今回の統一ルールと同じ

全仏…タイブレーク制度がなかった

全英…12−12後に7ポイント先取のタイブレーク

全米…他のセットと同じタイブレーク(6−6後に7ポイント先取のタイブレーク)

と、それぞれ異なったルールだった。

試験的とはいえ統一されるというのは、個人的には良い事だと思う。観ている方としても、ルールは複雑なものよりシンプルな方がいいし、選手にとっても分かりやすくていいのではないかと思う。本質的には、最低2ゲーム差以上をつけるべく戦っていくのが理想だけど、試合の長時間化を避ける為には、やはりタイブレークが必要になってくると思っている。1年後に本格導入となる事を望む。

最後に、現在開催中のBNPパリバオープンについて。

ベスト4が出揃った。準決勝1つ目は、ナダル対アルカラスのスペイン人対決。若手成長株のアルカラスにとって、ナダルは憧れの人。全力でぶつかっていくだろうし、ナダルにとっては、まだまだ自国の若手に負けるわけにはいかないだろう。楽しみな対決である。

もう1つは、フリッツ(アメリカ)対ルブレフ(ロシア)。同学年24歳の2人。過去3試合の対戦では2勝1敗でルブレフがリードしているものの、圧倒的な差があるわけではない。こちらも楽しみな対決である。

さて、決勝のカードはいかに?

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