4月25日付 ATPランキング
4月25日、最新のATPランキングが発表された。今回の注目は、何と言ってもアルカラス(スペイン)のトップ10入りだろう。ランキング発表前に決勝が行われたバルセロナオープンで、同じスペインのカレーニョ・ブスタを破り優勝。これにより、ランキングも前週の11位から2つ上げて9位となり、史上9番目の若さでのトップ10入りとなった。ちなみに、史上8番目の若さでトップ10入りしたのが、これまた同じスペインのナダルである。しかも、バルセロナオープンを優勝してトップ10入りを決めるとこも同じ。ヨーロッパの選手はクレーコートに慣れているし、特にスペインの選手はクレーコートに強いイメージがあるが、アルカラスの活躍はナダルを彷彿させる。これだけ同じような成績を残せば、それも当然のように思える。この先、どこまでいくのか、誰とどんな名勝負を繰り広げてくれるのか、楽しみで仕方ない。
さて、トップ10は以下の通り。
1位 ジョコビッチ(セルビア) 8400pt
2位 メドベージェフ(ロシア) 8080pt
3位 ズべレフ(ドイツ) 7465pt
4位 ナダル(スペイン) 6435pt
5位 チチパス(ギリシャ) 5770pt
6位 ベレッティーニ(イタリア) 4570pt
7位 ルード(ノルウェー) 4110pt
8位 ルブレフ(ロシア) 4025pt
9位 アルカラス(スペイン) 3827pt
10位 オジェ アリアシム(カナダ) 3625pt
1位から8位は前週と同じで、アルカラスが9位になった事でオジェ アリアシムが9位から10位に下がった。トップ20にスペイン勢が4人と、躍進が凄いな。(4位 ナダル 9位アルカラス 18位カレーニョ ブスタ 19位バウティスタ アグート) この先もクレーコートシーズンは続くし、肋骨の怪我で離脱していたナダルも、マドリードオープンで復帰するようだし、スペイン勢の活躍は続きそうだ。
日本勢のトップ5は以下の通り。
64位 錦織 圭 880pt
86位 西岡 良仁 756pt
110位 ダニエル太郎 603pt
240位 守屋 宏紀 217pt
250位 杉田 祐一 206pt
240位に守屋 宏紀が浮上。いつもと違う名前がトップ5に入ってくるのは、良いことで、いろんな選手に頑張って欲しいものである。